
いとうせいこうさんがミャンマーの軍事政権に対して抗議する為に作ったティーシャツです。まず、何よりうれしいのがアンダーカバーのTシャツが送料込みで4500円位で買えるってことです。
ミャンマーの問題を考えるということはとても難しいことで、読まなければいけない文章も膨大で、精度の高い意見を述べるために選ばなければいけない選択肢も膨大です。そういった作業を経ないで脊髄反射でしゃべられる言葉やかかれる文章は、多くの第三者、識者のフィルターを経て表面化するもの以外は酔っ払いの小言やトイレの落書きと変わりません。
でも、なにかしら生活してうえでしゃべる場面かく場面っていうのはでてきます。酔っ払いの小言やトイレの落書きも誰かの耳と目に届きます。そんで何らかの感情、ウザイおっさんだなあとか下品な図形だなあとか、を発生させて、そういう感情の積み重ねが行動に結びつく大きなファクターとして働くのではないでしょうか。
まとめると、トイレの落書き→何らかの感情発生→行動
、って感じですね。
で、行動の集まりが世の中を動かしているから、
落書き→感情→行動→世の中の動き
、ってことになります。
まあ、最初の落書きの前に何らかの行動がや表現があって、それにしたがって落書きもされていると思うので、
世の中→落書き→感情→行動→世の中
という風にぐるぐるループしてると。
いとうせいこうさんのしている活動は国際政治に関わることで、そういうのはめんどくさいと、一瞬僕は耳と目を塞ぎかけたけど、アンダーカバーのTシャツが送料込みで4500円位で買えるんだあと思って、このTシャツが欲しくなった。例えばこのTシャツをデザインしたのがNIGOとか熊谷隆志とかだったらうわきもちわりいって思ってスルーしていたけど。藤原ヒロシだったら微妙、もっと値段がたかくなりそう。ソフの人とか広末の旦那だったら単なるネタ。
ガチで政治に関する話をするのは日常ではダサいと思う。ミャンマーの問題を真剣に考えるのはめんどい。でもちょっと政治に関することに興味はあって、暴力は怖いなあと思うという人にはぴったりのオシャレなTシャツなんじゃないかなあと思った。
↓ここで買えるみたいです。ああ、お金があれば買えるのになあ。
http://www.cataloghouse.co.jp/cat_order/tsuhan/burma/index.html
「ビルマ民主の声」って組織がどんな組織なのかはわかんないけど。1着につき千円ものお金が「ビルマ民主の声」って組織に寄付されるみたいです。世の中を変えるのにはお金が必要で、お金が集まるとこにはたいがい悪いやつが集まるんだろうなあと予想する。
でも、悪いやつの割合でいうと、営利目的の企業の方が多く存在するのでブランド物よりこういうの買ったほうが世の中が良くなるんじゃないかなあと思う。
千里の道も一歩からですね。