ユニクロックは間違いなくオシャレなものだと思う。
若い男女百人を集めてユニクロックがおしゃれだと思うかどうかアンケートを取ったら、八十人くらいはおしゃれだと思うと答えるんじゃないかなあと思うくらいオシャレだ。
ユニクロックの音楽を担当しているのはファンタスティックプラスティックマシーンこと田中知之だったと思う。かれはその巨体を揺さぶりながら世界各地でDJとして活躍している。
藤原ヒロシのホームページに載ってるブログによると、ミラノコレクションでの何個かのブランドの音楽を担当したりもしているようだ。
田中知之はもともとレディメードレーベルに所属してて、小西康陽の弟分のような感じかと思ってたら、スタイリストの熊谷隆志が所属するキキに所属してたり、藤原ヒロシともつながってたりして、そういったコネで、ミラノコレクションで音楽やったりもできるのかなあと想像する。
なんか小西よりもお金持ってそうな感じを受けるけど、どうなんだろう。
で、ユニクロだけど、ユニクロがやっているユニクロックとか、アーティストこらぼTとかはとてもオシャレだ。
そして売っている服のクオリティも高い。シルエットにしても、素材にしても。
いま日本で最も人気のあるブランドの一つであるラッドミュージシャンのデザイナーである黒田さんはかつてクイックジャパンのインタビューに答えて、オシャレに見せるためだけに洋服を着ようと思うんだったら全身ユニクロで十分といった内容のことを発言していた。プロからみてもそのレベルの洋服が手ごろな価格で買える。
でも、でも、実際に店舗に人を呼び寄せているのは新聞に挟まったダサいチラシなんだと思う。あのでかでかと安い値段を強調したあのダサいチラシ、さらに、車がガンガンとまれる駐車場、または大型量販店の中といった立地条件によって、おっちゃんやおばちゃん、おじいちゃんおばあちゃんはユニクロに買い物に来る。そして、ユニクロックを見て店にやってきた大学生やアーティストティ−目当てで店にやってきたフリーターの何十倍ものお金を落として行ってくれるのだろう。
あのダサいチラシがクリエイティブとお金、背と腹のバランサーだな。

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